こんにちは、お肉携わり12年の焼肉プランナーです。
BBQが楽しみな季節になってきましたね!
本場のアメリカンスタイルや、焼肉に近いジャパニーズBBQなど、いろんな形のBBQがありますが、とにかくみんなで外でお肉を焼けば、楽しいことは間違いありません。
しかし、BBQでは肉が主役ともあり、
- どれぐらいお肉を買えばいいのかわからない
- 霜降り肉より赤身肉がいいの?
- 焼肉用ではなく塊肉を買うべき
など、考えることや疑問が多いのも事実。
そんなあなたに、焼肉プランナーこと焼肉屋歴12年の元店長が、お肉の量の調整方法や、オススメの肉の選び方、知っておくべき注意点を解説し、今年のBBQを成功へ導きます!
BBQの肉の量はどれくらい?
まずはじめに、BBQでのお肉を買うときに考えることが、量の問題です。
最も金額がかかる部分にもなるため、過剰に買うと簡単に予算を超えてしまいますので、以下の適正量を知っておきましょう。
【BBQでのお肉の適正量】
男性:300g
女性:200g
子供:150g
一般的には上記量になります。
いや、一般的より食べる自信しかないんですけど。って思いますよね。
スーパーもコンビニもない山の中で、長時間食べて飲むわけですから、食材が切れることほそ恐ろしいことはありません。でも大丈夫!
野菜や〆め物がどれくらいかにも左右はされますが、そんな不安なあなたには上記分量の肉にプラスして、ウインナーやベーコンなどを少し追加するのがオススメです。
なぜなら、加工肉は保存に適したお肉ですので、余ったとしても、みんなで持ち帰ることが出来、予算を相殺する役割を担えるから。
もちろん、最初に加工肉を焼いてしまっては、調整も出来ないため、加工肉を焼くのは後回しにしておくのがポイントとも言えますね。
では次に、お肉選びについての疑問にお答えします。
肉選び BBQには霜降り肉より赤身肉?
火力の強いBBQでは、霜降り肉は、焦げる可能性や脂が落ちすぎることも懸念され、一般的には赤身肉を勧められることが多いです。
しかし、単に「赤身肉」と言っても、あまりにも選択肢が多すぎるということも事実です。
特によくオススメされる「リブロース」は、外国産なら赤身肉に部類されますが、国産であれば間違いなく霜降りの高級肉となります。
輸入牛と国産牛のサシの入り方などの詳細を説明すると、複雑になってしまうため、本記事ではそれらは割愛し、失敗しない肉の選び方に焦点を当てます。
そこで、霜降り肉でも問題ないという考え方が重要です。
なぜなら赤身肉は、同じ見た目でも、部位によって全く食感が違うことがあるためです。
柔らかい赤身というのは、水分量を多く含むことが条件。これを知識なしに見た目で選ぶのは難しいのです。
対して、霜降り肉は、肉の繊維の間に脂が入っていることが柔らかさの条件になるため、比較的見た目のままの柔らかさに安定します。
もちろん、和牛サーロインのような飛び切り高級な霜降り肉は、燃え上がりすぎたり、肉が溶け切ってしまったりと、失敗に繋がってしまいますが、予算を考えて選ぶ時点でそのような選択はしないはず。
予算を圧迫しない程度のコスパで霜降り肉があれば、全然それを選んで大丈夫ということです!
BBQシーズンは、お肉の供給量も多いので、スーパーで霜降り肉が安く売っていることはよくありますからね。
それでも、赤身肉が良いという方は、以下を参考にしてください。
輸入牛であれば、以下のような有名な高級部位を選ぶことで、ハズレの赤身肉を引く確率が少なくなります。
・リブロース
・サーロイン
・ミスジ
・ヒレ
・ハラミ
国産牛や交雑牛、和牛であれば、高級部位を選ぶ必要はなくなりますので、以下のような中間のグレードの部位の赤身肉が適しています。
・肩ロース
・モモ
・ランプ、イチボ
部位について、もっと詳しく知った上で、お肉を選びたい方は、以下記事も参考にしてみてください。
ちなみに、塊肉やステーキ肉のような分厚い肉は、焼きの難易度が跳ね上がります。
一応、コツを伝えておくと、まずは強火で周りをこんがり焼いて、数分休ませ、それから弱火でじっくり焼いて行けば、旨味を逃がさず焦げずに中まで火を通すことが出来ます。
しかし、プロの料理人が気を遣うほど、厚切りステーキの調理は難しいので、本格BBQに強いこだわりがない方であれば、シンプルな焼肉スタイルがオススメですね!
BBQのテーマを決める
BBQは、各コミュニティ独自のスタイルがあったり、その時のこだわるポイントがあったりと、テーマを決めてから行うと、より記憶に残りやすいです。
前述した、本格派アメリカンBBQスタイルに、チャレンジすることももちろん良いと思いますが、
その他では、事前に串にいろんな肉と野菜を刺す、串系BBQ。
ホイル焼きやアヒージョ、アクアパッツァなどで盛り上げる、創作系BBQなどもありますね。
私はシンプルな焼肉スタイルが好きですが、インパクトに欠けてしまいますので、毎年何かしらの工夫を施しており、今季チャレンジしたテーマが希少部位コースです。
希少部位というのは、ただ珍しいというだけで、決して高価なものばかりではありません。
焼肉屋で希少部位を頼もうとすると、一皿1,000円前後はするため、いろんな部位を一回の食事で楽しむことは困難であるからこそ、私が実際に試した希少部位セットは、BBQを計画しているあなたにもオススメ出来るものです。
10種類以上の希少部位を、みんなで少しずつ味わってみれば、初めて聞く、初めて食べるものも必ずあるため、記憶に残ること間違いなしです。また、和牛であるため、これなら赤身肉を選んでも失敗しません。
意外にこれが画期的だ!という点は、全て同じ一頭から切り分けられているということ。
部位ごとの違いを感じたいのに、こっちは三重県産A5のサーロイン、こっちは宮崎県産B4のヒレとかであると、サーロインとヒレの違いを明確に感じることが出来ませんからね。
そういった点でも、上記の希少部位セットは、部位ごとの違いを明確に感じられ、みんなにとって新しい発見のあるBBQになると思いますよ!
BBQでオススメの肉 まとめ
それでは、まとめです。
- 肉の規定量に、加工肉を追加しておけば、余っても持ち帰れる
- 赤身肉や厚切り肉は、初心者には難しい。見た目で選べる霜降り肉がオススメ
- テーマを決めて、記憶に残るBBQを!
以上です。希少部位コースは、以下の販売店が最もオススメでしたので、ぜひ試してみてくださいね。
※こちらは5~6人前用です
その他、バーベキューに活用できる記事も、以下からご覧ください。
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