こんにちは、焼肉プランナーです。
焼肉屋のサラダと言えば、チョレギサラダ!
焼肉屋でしか食べられないサラダですので、必ず注文する方も多いのではないでしょうか。
ですが、お店によって全然味は違うし、何がどうなってチョレギになるのか?!
そんな疑問を抱いたこともあるかもしれません。
結論から申し上げると、チョレギサラダに厳密な定義はありませんが、共通している事柄や、守られている条件は多いので、それらの特徴や傾向から、チョレギサラダとは何なのかを解説して行きます。
チョレギの意味は「浅く和えた野菜」
「チョレギ」という言葉自体は、韓国語で「コッチョリ」という料理名の方言で、キムチの浅漬けのような料理です。
キムチが何日もかけて辛い味噌に漬け込まれて完成…するのに対し、コッチョリ(チョレギ)は完成前に辛い味噌を和えて、すぐに提供するイメージです。
なので、焼肉屋のチョレギサラダも、全体的にドレッシングがすでに混ぜてあり、少ししんなりしていると思います。これは提供前にドレッシングを和えているからなんですね。
そんな美味しいチョレギサラダですが、韓国の焼肉屋に行っても存在しません。
「え、韓国が発祥のサラダじゃないの?」
そう思われるのが当然ですが、コッチョリ自体はどちらかというと、サラダではなくキムチに近いイメージなので、葉物野菜などのサラダにチョレギを掛け合わせてアレンジしたのは、日本の文化なんですね。
その文化の発端になった企業こそ、黄金の味でお馴染み「エバラ食品」。
ちぎった生野菜にかけるドレッシングというPRで売り出し、そこから一気に国内に普及し、もはや焼肉屋の定番料理とまで定着したんですね。すごい!
また、同じように焼肉屋のサラダとして、ムンチサラダというサラダも存在します。
ムンチというのは、韓国語で「揉む」という意味がありますが、具材や作り方の工程もチョレギサラダと同じです。もちろん、味は店ごとに異なりますが。
違いを言うのであれば、ムンチサラダが作り方そのものからネーミングしているのに対し、チョレギサラダはエバラ食品が最初に名乗ったサラダということ。
スラムダンクで「レイアップシュート」のことを、桜木花道が「庶民シュート」と言っていますが、後者の方が世間に早く根付いたという世界…と思って頂ければいいのかなと思います。
チョレギサラダに使う食材
さて、語源と誕生はご説明いたしましたが、肝心の食材と味の特徴が気になるところ。
焼肉屋で提供されていることもあって、代表的に使用されている野菜がサンチュです。サンチュ自体は高価な野菜なので、サニーレタスなどで代用していたり、サンチュとレタスを混ぜて提供されることも多いですね。
水菜や青ネギ、きゅうり、松の実なども使用されたりと、お店ごとに違いがありますが、チョレギ以外の他のサラダに中々使用されていないのは韓国のり。
この韓国のりが乗るだけで、一気にチョレギサラダに近づきます。
また、ドレッシングは、通常のサラダのように、サラダ油やオリーブオイルがベースではなく、チョレギサラダは必ずと言っていいほどゴマ油ベースです。
トッピングも、サラダチキンや豚しゃぶ、豆腐やアボカドが乗っていたりと、まるで「カルビ」や「ロース」ぐらいに個性があり、これも焼肉屋の楽しみ方と言っても過言ではありません。
是非みなさんのチョレギサラダNo.1を教えて頂きたいものです!
ちなみに私は酸味の少ないチョレギが好きですが、家庭で楽しむ分には、”もへじ サラダの旨たれ”がオススメです。
カルディで既に大ヒットしたため、通称”カルディの旨たれ”。
実は、私の以前勤めていた焼肉屋のアルバイトさんからご紹介してもらったのですが、「うちの店のチョレギより美味しいです」とまで言われたので買ってみました。
悔しいですが、五分五分です。これは認めたくないだけかもしれません…。
チョレギサラダの定義
それでは、まとめです!
上記から分析して、チョレギサラダの定義を申し上げると
- サンチュなどの葉物野菜を使い、韓国のりが乗せられている
- ごま油ベースのドレッシング
- ドレッシングはかけるだけでなく、軽く和えてしんなりした状態で提供
以上の条件が揃えば、完全にチョレギサラダと言えますね。
今後はお肉だけではなく、チョレギサラダにも注目してみると、より焼肉屋巡りを楽しめると思います。
お家で美味しいチョレギサラダを食べたいあなたは、一度こちらもお試しください!
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