こんにちは!焼肉プランナーです。
いきなりですが質問です。
近江牛と認証近江牛、飛騨牛と飛騨和牛、仙台牛と仙台黒毛和牛…
それぞれ違いをお答えできるでしょうか?
全国に名を轟かせる和牛ブランドたちですが、
牛肉の格付けランクで、少しだけ名前が変わっているものがあるのです。
これがわかれば、旅行先や通販での選び方や頼み方が変わります!
本記事では、和牛ブランドそれぞれの違いや特徴を解説致します。
ブランド定義が違いすぎる
例えば、一般的に有名な神戸牛(こうべぎゅう)は、
但馬牛(たじまうし)と呼ばれる牛の中で、B4等級以上の評価を受けたものが「神戸牛または神戸ビーフ」と名乗れます。
対して、松阪牛(まつさかうし)は、B4などの等級には左右されず、
指定の地域、環境下で育てられるメスのみの黒毛和牛です。オスよりもメスの方が美味しいので、等級ではなく性別で厳選しているということですね。
逆に、神戸牛は性別は関係ありませんでしたね。(厳密にはオスなら〇g、メスなら〇g以上などの規定はある)
このように、ブランド基準は全国で統一されているわけではなく、各ブランド牛それぞれであり、更には上位互換や下位互換にあたる呼び名も存在しているので、「結局どれが1番なの?!」と、聞かれても難しい問題なのです。
※A5などの格付けシステムについてはコチラ
とはいえ、その手助けをさせて頂くのが焼肉プランナー。
比較的基準が緩くてもブランドを名乗れる牛肉も混在するので、みなさんでもお肉の見極めをできる手助けになればと思い、以下に説明していきます。
各ブランド和牛の上位と下位互換
先述しましたが、
「神戸牛」は、但馬牛の上位です。B4以上が保証されています。
「松阪牛」は既にメスで厳選されておりますが、その中でも上位3%ほどは「特産松阪牛」というブランドが存在します。
「近江牛」は少し注意。滋賀県内での飼育期間が長ければ、基本的に「近江牛」として名乗れるが、中でもB4以上は「認証近江牛」と公表することができます。認証を名乗れるお肉を、わざわざ普通の「近江牛」として訴求するとは考えられないので、B4以上の保証が欲しければ、認証の文字を探す必要がありますね。
「米沢牛」は、肉質等級”3”以上。これだけでは緩めの基準ですが、松阪牛同様にメスのみを使用しているため、安定したクオリティを期待できるでしょう。
上記、4ブランドが「三大和牛」と呼ばれています。公式に決められていないため、地域によって近江牛と米沢牛が入れ替わるようです。
その他のブランド牛も資料にまとめましたので、ご覧ください。
「飛騨和牛」は特に注意ですね。その表記がされている場合は、肉質等級”2”以下が確定していると言えます。その点、「仙台牛」の安心感は厚いですね。
※松阪牛のみ肉質等級の基準がないため、おおよそで判断しています。
松阪牛や、表には記載していない伊賀牛については、以下記事からご覧頂けます。
和牛の美味しさは肉質等級だけでは語れない
肉質等級”3”以上は、和牛という時点で、全てとろけるような美味しさであるのは間違いありません。
ただし、同じ肉質等級3の国産牛と和牛で比較した場合、見た目は同じであっても、赤身の柔らかさと脂のコクは明らかな違いがあります。
食べたことのない和牛の情報も調べてみた所、香りが違っていたり、脂の融点が違ったりとありましたが、さすがにこれ以上は文字で語れるものではありませんね。
食べ比べも気軽に出来ればいいですが、精肉店や焼肉屋の場合は、仕入れ先が固定されているため、和牛と言っても、近江牛しか使っていない、飛騨牛しか使っていないということがほとんどであり、品ぞろえの多いイメージのあるスーパーでは、いろんなジャンルと言っても、高価格帯のお肉はほんの一部。
そのような比較をした時に、通販でのお取り寄せが最も食べ比べには適していますが、実物が見れない分、最も目利きが難しくなるため、A5やB4などの表記、「飛騨和牛」などの下位互換との見極めなどに注意しつつ、是非とも上記の表を参考に、お取り寄せを確実に楽しんで頂けると幸いです。
ブランド牛のまとめ
それでは、まとめです!上の表が全てではありますが。
- ブランド牛の判断基準はそれぞれ違う
- 下位互換ブランドの名称に注意しよう
- 仙台牛すごい
最後までお読みいただき、有難う御座います。
良い焼肉ライフを!焼肉プランナーでした!
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