こんにちは!焼肉プランナーです。
最近テレビやYouTubeで話題の、三重県産伊賀牛。
そんな伊賀牛ですが、まだ有名というほどでもなく、
- 伊賀牛って何?
- 松阪牛とどう違うの?
- 和牛いっぱいありすぎて、どれが良いかわからない。
といった、疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、密かにブームを控えている伊賀牛について解説しています。是非、情報を先取りしておきましょう。
伊賀牛の定義
調べてみてよく出てくる定義が、
但馬牛の種雄を使って生まれた牝牛かつ処女牛に限った宮崎県産の素牛
とあります。
しかしこれだけでは、少し理解し難いと思いますので、もう少し噛み砕きますと、
但馬牛(神戸牛)のオスの種を使って生まれた、宮崎県産の生後6か月~12ヶ月を
最終飼育地として1年以上(かつ最長期間)を伊賀市、または名張市で育てあげた、出産前のメス牛と言えます。
少し長くなりましたね。笑
よくある勘違いなのですが、伊賀牛は伊賀にしかいない牛の品種ではありません。
これはほとんどのブランド牛に言えることですが、品種は褐毛和牛(あかげわぎゅう)などの一部を除き、全て同じ黒毛和牛です。
それぞれの地域に、気候やエサ、育て方の違いで、味わいに特徴が出て来るだけで、ほとんどが同じ黒毛和牛ですので、上の定義を見て、
「え、ほぼ神戸牛じゃん」とか「結局、宮崎牛ってことね」と思う方は、もう少し理解を深める必要があるかもしれませんので、下記記事も参考にしてみてください。
伊賀牛と松阪牛の違い
伊賀牛と松阪牛、どちらも三重県を代表する和牛ブランドですが、その違いは何なのでしょうか。
他のブランド牛がB4以上でないと名乗れないといった、格付け等級の結果に左右されるのに対し、松阪牛は未経産のメスに限定されるなど、やや特殊な基準によりブランド化されていますが、伊賀牛も同じく、未経産のメスに限定されていることは共通です。
しかし、伊賀牛は、伊賀で肥育するまでの規定をかなり厳しく限定して、安定したクオリティを維持していると考えられます。
対して松阪牛は、出生地などは問わないが、一頭一頭にかけるエサのバランスやストレス緩和など、肥育の技術とノウハウで、最高品質に持っていくようなイメージですね。(おそらく、牧場ごとに取引のある出生地など一定になるとは思いますが)
また、味の違いとしては、
伊賀牛の方が赤身を得意としており、柔らかくもあっさりとした甘みを味わうことができ、焼肉には好条件が揃っていますね。
対して松阪牛は、とろけるような甘さに特化しているため、霜降りにおける脂肪の比率も高く、焼肉では脂が流れてしまうため、直火よりも脂の溶けにくい、すき焼きやしゃぶしゃぶに向いています。
一昔前は、こういった松阪牛のような和牛が珍しく、今もなお第一線で活躍する和牛ではありますが、近年では、柔らかい赤身の需要が増えているため、伊賀牛が注目されてきているわけですね。
そして伊賀牛の最大の特徴が、80%の伊賀牛が、伊賀と名張市内で消費されているということ。笑
えー、もっと回してーー!!
と思いますが、それだから故、伊賀牛を取り扱っている県外のお店を見つけた際は、是非とも食べておきたいという気持ちになりますね。
牛宮城で使用される?伊賀牛
あの宮迫博之さんが手がける、期待の焼肉店「牛宮城」でも、伊賀牛が使用されるかもしれないとのこと!
こちらの動画で、伊賀牛が紹介されていました。
いろいろあって、オープンまで悪戦苦闘しているようですが、わざわざ三重県まで足を運んで、現地調査しているのですから、再起にかける思いはかなり強いと思っています。
是非とも、伊賀牛を有名にするお店になってほしいものです。
また、牛宮城まで行けない(予約取れなさそう…)、伊賀まで行けない!という方には、こちらもオススメです。今はまだ、他のブランド牛よりも比較的安価ではありますが、頭数が少ないため、人気に火がついて価値が上がる前に、先取りしておくのがいいと思います!
牛宮城の売上、利益などの試算記事も御座います。気になる方はチェックしてみてください。
伊賀牛 まとめ
それでは、まとめです。
- 伊賀牛とは、但馬牛(神戸牛)を元に、伊賀市か名張市で育てられた未経産のメス牛。
- 伊賀牛は赤身が柔らかくあっさり、松阪牛は霜降りが濃く甘い。
- 80%を市内で消費しているほど珍しいため、見かけたら一度食べてみよう!
以上です。最後まで有難う御座います。
それでは良い焼肉ライフを!焼肉プランナーでした。
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