最近、焼肉屋で増えている”壷漬けカルビ”
味が染みていて、ビールやご飯と一緒に食べたくなる、という方も多いのではないでしょうか?
しかし、壷漬けカルビには注意が必要なものもあります…。
なぜなら、壷漬けカルビの定義とは、
「とにかく何かしらのお肉が壷に浸かっていたら壷漬けカルビ」と言えるからです。
本記事では、壺漬けカルビの定義や、事実についてご説明いたします。
壷漬けカルビの部位
結論から申し上げると、基本的に「壷漬けカルビ」は頼まなくていいです。
もちろん良い商品もあるので、”基本的に”と補足をしました。
確かに、看板商品としてまで提供している、良質な壷漬けカルビがあるのも事実ですが、その流行りにあやかって、うまく利益商品にしているお店があることも知っておく必要があります。
理由を説明しますと、壷漬けカルビや、壷漬け焼肉、壷漬けホルモン…これらは、何の肉を使っているのかハッキリ言わなくてよいからです。
極端に言えば、豚バラを使用していても「壷漬けカルビ」が成立する…のです。
さすがに豚肉は極論ですが、そのお店で使用しているカルビやロースを切る時に出る端材や、余る見込みのあるお肉を、壷漬けとして売ることが出来ますので、お店としては実は都合の良い商品なんです。
ただし逆を言えば、三角バラやリブロースといった、端材の出やすい希少部位が混ざっている場合もあり、その際は良いお肉が安く食べられる可能性もありますね!
見分けるコツは、壷漬けカルビに【〇〇を使用!】と書いてあるかどうかで判断しましょう!
はっきりと部位が書いてあるのであれば、それは信用できる壷漬け肉です。
ちなみに壷漬けカルビほど曖昧ではありませんが、「希少部位」というのも美味しいかどうかは別の話だったりします。
お肉を語るには、以下の記事も見て行ってくださいね。
壷に漬けなくても壷漬けカルビ
一般的に抱くイメージとしては、壷に特製のたれをいれており、そこに肉を何時間も漬け込んで、提供されているという想像が働くと思います。
ですが、焼肉屋では比較的安価な価格で提供されているため、その分注文数も多くなります。
そして、その注文数を品切れにさせないだけの「壷」という高価な備品をストックしておくことは厳しいのが現実。
要するに、注文してから漬け込んでおいては遅くなるので、今日の注文数が50人前と予想したら、お店がオープンする前に50個の壷に漬けこんでおかないといけないということです。
現実的な作り方としては、たれに漬け込んだお肉をバットやボウルに保管し、注文が入った時に再度たれを絡めなおし、壷に入れて提供するというのが店舗運営上は合理的です。
しっかり漬かっているのは変わりないので、それほど気にすることではないと思います!
では次に、最も信用できる壷漬け焼肉をお教えいたします。
一本漬けカルビ
壷漬け焼肉の中には、一本漬けカルビや、一本漬けホルモンというものが存在します。
これらは、既に単品用にカットしたお肉は使用できないため「ちょっと余りそうなお肉があるなー」とか「端材が出たから壷漬けに入れよう」などの誤魔化しが利きません。
つまり、壷漬け専用に大きめにカットする必要がありますので、一本漬けは信用度が高いと言えます。ただし、壷漬けホルモンは、ニンニクやしょうゆが効いたたれで漬け込んで臭みを取る目的もありますので、逆に言うと、新鮮なホルモンは壷漬けにはされません。
本当に自信のあるお店は、ホルモンを塩コショウで提供することがありますね。
京都には「アジェ」という塩ホルモンで有名なお店がありますが、そのお店は塩コショウしかかかっていません。ポイントは「塩だれ」ではなく「塩コショウ」ということ。
塩だれには通常ニンニクが入りますが、塩コショウだけで提供するとは、相当な覚悟を感じられますね。
意外と知らない?焼肉屋とホルモン屋の違い
壷漬けカルビの秘密 まとめ
では、まとめです!
- 壷漬けは、カルビの端材や、新鮮でないお肉を有効活用できる。
- 必ずしも「壷」に漬け込んでいるわけではない。
- 見分けるコツは、使っている部位が書いてあるかどうか。
最後まで読んで頂き、有難う御座います。
素敵な焼肉ライフを♪焼肉プランナーでした!
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